2008年08月04日

NTTのNGN、2010年度1000万は遠い夢

NTTのNGN、2010年度1000万は遠い夢」という日経マーケット・アクセスさんの予想です。

FTTHはNTTの目標である2010年度2000万にかなり近付くが、次世代ネットワーク(NGN)については半分以下の400万台にとどまる可能性が高い。

いやいや、今後のNTTさんの光ファイバー(FTTH)のバックボーンは、NGNのものになるので、光ファイバー=NGNって言ってくるに決まってるじゃないですか。そうすれば、ちゃんと目標達成ですよ。問題なし。

2008年07月09日

競争セーフガードの運用ガイドラインが改定--NTT東西のNGN接続ルールを新たに追加

競争セーフガードの運用ガイドラインが改定--NTT東西のNGN接続ルールを新たに追加」という、久しぶりのNGN関連記事です。

ということで、主なポイントは、下記のもののようです。

NGNの接続ルールについて、必要なもののみを細分化して使用できるようにする「アンバンドル」を基本に他事業者へ提供することを定めた。また、今後のサービス展開の自由度を確保できるように配慮することなどが明示された。


総務省のプレスリリースは、こちらです。


他の電気通信事業者の電気通信設備との接続が利用者の利便の向上及び電気通信の総合的かつ合理的な発達に欠くことのできない電気通信設備を次のように指定する。

に、

五 SIPサーバ

が、追加されている!!!!!!!!!!!!!!!!
コレ、どこまでのことをいっているんだろう(IMSでは、CSCFサーバと呼ぶので)。。。今更、出来るんだろうか???




おまけ

下記のような文言も追加されています。やはり、NGNの今後は、IPTV系がメインになりそうな感じですね。

自己のの関係会社とコンテンツ提供事業者等との公平な取扱い
5 NTT東日本【NTT西日本】は、コンテンツ配信向けサービス及びこれに係る帯域確保型バービス並びに地上デジタル放送IP再送信向けサービスの提供並びにISP事業者との接続に当たっては、自己の関係会社と他のコンテンツ提供事業者等及びISP事業者とを公平に取り扱うこと。

2008年06月25日

NTT,2012年度にNGNへ完全移行

NTT,2012年度にNGNへ完全移行」という、ひさしぶりなNGN関連記事です。


久しぶりなのは、Androidがらみの理由もありますが、フレッツNextになって以来、IPTVがらみの記事が多くなってしまったというのも大いにあったりします。orz


今回の記事は、2010年のNTT再編を含んだ、中期計画の発表のお話です。
で、NGN関連は、普及時期が明確になったというだけのようなので、キモの無線系のお話を見てみると、、、

無線LANとFOMAの一体端末による個人向けワンフォンサービスの提供

が、

2010年度までに固定・移動双方をフルIP化してサービス融合の基盤を確立,2012年度までにグループ内のサービスを融合を本格展開

と、変更されたようです。
そして、さらに、財務目標を合わせて見てみますと、、、

2012年度時点でIP系,ソリューション系の連結売上高を全体の四分の三まで引き上げるという目標は,個々のグループ企業に課すのではなく,グループ全体の連結で達成するとしている。「融合サービスでは,収益をどの会社で計上したかは関係なくなる」(三浦社長)と言うのがその理由だ。

なるほど!
サービスを融合することにより、どこが儲けていて、どこが儲けていないかが、わからなくなるわけですね!
直訳すれば、ドコモさんの利益を、儲かる当ての無いNGNに割り当てようという魂胆ですね。わかります。




そして、うまれたのが、↓なわけですね。

体験「ホームU」,課題も見えたドコモの本格FMCサービス


050番号の相手が無線LANエリアにいない場合,「電波が届かない場所にあるか,電源が入っておりません」というアナウンスが流れ,相手にはつながらない。090/080の携帯電話の番号には自動的に転送されないため,かけ直す必要がある。最初から090/080番号をかけたほうが相手を捕捉しやすいため,050番号には自然とかけなくなってしまうように思える。となると,せっかくの料金メリットも得られない。
実はドコモは法人向けに,相手には090/080番号だけを見せながら,無線LAN経由の場合は050のIP電話の料金を適用するサービスを提供している。

ドコモさんのやる気の無さが、伝わってくるサービスですね。わかります。

2008年05月18日

その、さらに、先へ

さて、実は、前々回のエントリー前回のエントリーは、まだ、続いています。(そして、これが最後)


完全にリアルが融合してくる世界

が、今回のお題目で、

局所的、刹那的なネットワーク(アドホック通信)が必要な理由

という、ところになるでしょうか?
(実際に、この世界が来るのは、20年以上はあとでしょう。)


さて、前々回のエントリーで、『ネットワーク側に、自分の分身を作る』というお話をさせていただきましたが、これは、

全世界の人が、一つの仮想空間に放り込まれる

ということになります。
これは、セカンドライフMMORPGの世界です。

この仮想空間内では、その自分の分身が、様々な行動(イベント)を起こすことで、日常やゲームが進行していきます。例えば、仮想空間内での売買取引 や モンスターを倒す などの行動ということになります。




では、『ネットワーク側に、自分の分身を作る』という意味での仮想空間の規模は、どのくらいになりそうか、ちょっと、考えてみましょう。

接続者数(アカウント数)としては、ソーシャルグラフのようなものを考えると、コミュニティー別に疑似人格を作るということもあり得るでしょう。例えば、SIPropのnoritsuna や NEETのnoritsunaなどです。

そうなると、実質的な接続者は、全世界人口の数倍、数百億を超える数となるでしょう。


さらに、行動(イベント)としては、ゲーム内では、インターフェースの都合上(マウスなど)、平行には、1イベントくらいしか起こせません。

しかし、現実の世界においては、平行で行動(イベント)が起きえるシチュエーションが、考慮され始めています。

例えば、ユビキタス空間基盤推進協議会 というところで、「場所にucodeを付与する「空間コード」が描く社会」というようなものが、検討・実証実験されています。
(この空間コードとAR(artificial reality)の世界をうまく融合していけば、ずいぶんと面白そうな世界となると思いませんか?『攻殻機動隊』や『電脳コイル』の世界とか。)

そして、このような世界では、

人が一歩歩くたびに、無数のセンサーからのイベントを受け取ることになる

ため、平行で起きる行動(イベント)が、数十という単位になることが予想されます。




さて、ここで、話を現時点での仮想世界に戻しまして、セカンドライフを考えてみましょう。
セカンドライフでは、1つの島(サーバ?)に、50人までしかアクセスできないという制限があります。MMORPGでは、もっと優秀ではありますが、似たような制限があります。


どうでしょうか?本来は、『数百億アカウント x 数十並列の行動(イベント)』を処理したいのに、現時点での仮想世界では、『数万アカウント x 1〜2並列の行動(イベント)』というレベルにしか達していません。

ここまで、桁が違うと順当な進化では、対応することは不可能でしょう。まったく、新しいブレークスルーが必要と思われます。(これでは、みんな大好き『攻殻機動隊』や『電脳コイル』の世界を、実現できないのです!)




すべてが、接続されてはいながらも、すてが、処理できることが重要な課題の一つなのです。
そこで、

・サーバ側
 永続的に保持したい情報
・クライアント側
 刹那的に処理すればよい情報

という風に分けたりして、分散するなんていう方法論を検討していたりするわけです。
(本当は、もっともっと考慮すべきことが山積されています。ありすぎるので、割愛。)


そして、このように、

今までとは全く違う世界を見据えて、その世界で、ちゃんと動くネットワークを、『再』設計して、『新規』に作り直そう

というが、第八回P2P SIP勉強会の講師の大西さんの研究テーマであります。
そして、この勉強会は、この世界の知識の共有や情報交換、議論をしている勉強会なのです。


ちなみに、この話は、NwGNというキーワードの世界のお話となります。
ご興味のある方は、P2P SIP勉強会に参加してみてください。

2008年04月11日

Next終了のお知らせ

アカマイの技術を富士通が採用−クラウドコンピューティング実現に向けて」という記事です。


「グローバルにコンテンツ/アプリケーションを配信しようとした際に、従来のISPバケツリレー式の配信方法に大きな課題があったからだ」(代表取締役社長の小俣修一氏)。同氏によれば、「昨今、配信サーバーは内部統制の観点などから集約化が進み、結果、ユーザーへの配信距離は延びてしまっている。そうした状況の中、複数のISPがバケツリレーをするようにデータを配信する方法では、途中でバケツリレーをさぼる者(サーバー)が出たりして、遅延やタイムアウトを発生させてしまう。また、無事にデータが届いたとしてもパケットロスが発生している可能性も大きい」というのだ。
そこでアカマイでは、世界71カ国、約3万台のサーバーから構築される「インターネット・オーバーレイ・ネットワーク」を利用し、“雲”の中の交通整理を行っている。バケツリレーではなく、すべてアカマイのサーバーを使い、複数の経路からもっとも早いルートで配信を実施。この「ラウンドトリップ」と呼ぶ方式で、スピードと可用性を実現しているのだ。さらに、それ以外のルートからも並行して配信。目的地にデータが届く直前でそれらを集約し、ロスしたパケットを補完するなど、徹底的な輸送の最適化を行っている。


※参考記事タイトル「富士通、国際間 NGN でアカマイを採用

以上。

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2008年04月10日

エリクソンのNGN/IMS/LTE戦略を聞く(JSR281)

エリクソンのNGN/IMS/LTE戦略を聞く」という、IMSベンダーの2代巨頭の一角であるエリクソンさんの会です。

今回は、NGNリリース2に向けて、IPTVのお話がメインのようです。

NGNのアプリケーションとしては、日本では、IPTVがメインだと考えられていますが、これは欧州でも同じです。

2ページ目に、このへんの規格一覧がありますので、非常に参考になる資料となりそうです。気になる人は、要チェック。




そして、第二回目「エリクソンのNGN/IMS/LTE戦略を聞く(2)」。

IMS向けのJSRなんて、でてたのかぁ。知らなかった。。。チェックせねば。>JSR281  おまけで、JSR289

端末クライアントのソフトをJSR-281(※)というJavaベースのAPIで、またネットワーク・サーバ上のアプリケーション・プログラムをJSR-289(※)という同じくJavaベースのAPIを通して開発および試験することができます。

※JSR 281:IMS Services API、IMSアプリケーションを開発するためのAPIについての文書

※JSR 289:SIP Servlet v1.1、JavaでSIPを利用するための仕様※JSR:Java Specification Request、Java仕様要求。JCPで策定された、Javaプラットフォームに追加される提案された仕様や技術を記述した公式文書。http: //jcp.org/en/jsr/all

ということで、JSR281のAPIを覗いてみました。

このAPIでは、IMS Stackは気にしなくても良いようですが、IMSのパケット(メッセージ)は、操作しないとダメなようです。
そして、その操作は、

javax.microedition.ims.core.ServiceMethod

を実装したクラスとして、作成することになります。
ここで、IMSのプロトコルに合わせて、アプリケーションを書いてあげれば、いろいろなサービスを提供できるということです。
逆に言えば、IMSのプロトコルを把握 & 自分で定義していないとアプリを作ることは不可能ですね。

まぁ、SIP Servletの対となる物なので、このレベルで十分と言うことなのだと思います。



おまけ
みんな、大好きQoSは、javax.microedition.ims.core.media パッケージ内をどうぞ。「BasicMediaQos」とかありますので。

おまけ^2
しかし、パッケージ名の「javax.microedition」が、非常に気になるんですが。orz
端末クライアント向けだからしょうがないんですかね。。。

2008年03月08日

次世代ネットワークに係る接続ルールの在り方についてのパブリックコメント

NGNの接続ルールの答申案に145件のパブリックコメント--総務省が公開」ということです。

パブコメ、一覧はこちら。「次世代ネットワークに係る接続ルールの在り方について

ああ、出そうかと思って、忘れてた。orz
こういう意見が、書きたかった。)


で、1/3が、個人でのパブコメで、残りが、通信事業者さんという感じです。
個人でのパブコメは、「分岐端末回線単位の加入ダークファイバ接続料の設定について」の反対意見が、けっこう占めていますね。

内容については、もう、見飽きた感があるので、スルーの方向で。<(_ _)>
知りたい方は、こちらをどうぞ。「NGNの接続ルールに意見殺到,ここでも光ファイバの1分岐貸しが焦点に

2008年02月26日

NTT迷走の裏側

NTT迷走の裏側」という記事です。

何かというと、「NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側」の要約に近いものです。(書いている人は、同じです。)
ということで、本書が、気になっていた人は、まず、こちらを読むのがよいかと思います。


で、、「NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側」の方ですが、どこが見所かというと、、、

NTTさんの組織構造の解説と問題点、そして、NGNの問題点を、、「電話的価値観」という言い方で、「電話的視点」から解説

という点かと思うのですが、ぶっちゃけ、

硬直化した組織の弊害

みたいな内容です。
で、これ、あとがきで、「会社は頭から腐る」の指摘と同じ構図であると、ぶちまけており、「ああ、やはりですか」みたいなオチになってます。
ですので、技術的にとか、戦略的にとかいう視点は、ありません。基本、組織論です。

ですが、さすがに、日経コミュニケーションの記者さんの著書でして、NTTさんの組織構造を、政党の範囲まで広げて、取材されている点は、さすがです。
これを、見ると、NTTさんの本質的な組織構造を垣間見ることが出来る点は、一読の価値があります。

2008年02月25日

NTT次世代ネット、月200円追加で高速保証

NTT次世代ネット、月200円追加で高速保証」との日経記事。

NGNは、200円???

基本的な料金は現行の光回線サービスと同額に設定し、新たに始めるハイビジョン映像などが視聴可能な「通信速度保証サービス」は月額200円の追加料金で提供する。

コレで、今までの投資を回収できるんですかね??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????


さすがに、ここまで低価格だと、あとで、大幅料金アップとか、ありそうで怖すぎです。
しかし、裏を返すと、現時点でのNGNの『コンシューマ向けサービス』の価値は、200円であると言うことですかね?




まぁ、ちょんぼをときどきやる日経さんなので、本当にどうかは、不明ですが。

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2008年02月22日

NGN商用サービスの技術資料を公開

NGN商用サービスの技術資料を公開」という記事です。

NTTさんが、2007年12月25日に公開したNGN商用サービスに関する技術参考資料の解説記事です。
公開されているものは、下記の3つです。
記事上では、これら3つを既存のフレッツなどのサービスと比較しながら、解説されております。(ぶっちゃけ、ほとんど、今まで変わりませんということらしい。)

●次世代ネットワーク上で提供を予定するIPネットワークサービス(データ通信)のインタフェースについて
●次世代ネットワーク上で提供を予定するIPネットワークサービス(音声通信)のインタフェースについて
●次世代ネットワーク上で提供を予定するLAN型通信サービスのインタフェースについて




基本的には、セッションより下のレイヤーの話がメインなので、いまいち、萌えないわけですが、あえて、取り上げるとすると、下記の部分ですね。

●コンテンツ配信については,帯域確保のための仕様が記述されている。
 ⇒SIP上で、SDPにより、帯域確保を行う。
●テレビ映像をIPv6で配信するためのIPマルチキャスト仕様も記載する。
 ⇒NTT東日本の「FLET’S .Net EX」やNTT西日本の「フレッツ・v6キャスト」などの仕様を取り入れた内容。

2008年02月21日

現場よりNGNへ期待すること

NGN:アプリ・プラットフォームや回線認証に可能性秘める」という記事です。

NTTさんが、回線認証に目覚めたのかと思ったのですが、どうやら、現場の意見のようです。
日経コンピュータ記者と日経コミュニケーション記者が、答えているという構図です。

日経コンピュータ記者さん、曰く。

ポイントは,NGNではこういった機能(テレビ会議やIPセントレックス,あとコンテンツ配信,スケジューラなど)を,認証機能付きで使えることです。

やはり、現場では、このへんのニーズが高そうですね。
(というか、逆に考えると、現時点では、コレしか、使い道が無いともいえる)


そして、Web系アプリケーションサーバとの融合のお話。

NECは,SIP(Session Initiation Protocol)をよく知らなくてもNGNのアプリケーションを開発できるように「NGNミドルウェアパートナープログラム」を開始します。SIPは, NGNの中核となる通信プロトコルです。共通のAPI(Application Programming Interface)を開発するとともに,接続性を検証する環境を用意したセンターを設立します。ここで,開発したアプリケーションの動作を検証できるわけです。

APIできましたら、速攻で、雷電の方に取り込ませていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ぜひとも、ライセンスとか、勘弁してください。<(_ _)>

海外では,企業もWebSphere,通信事業者もWebSphereとなっているケースが多く,すごくシステムを構築する際のスピードや柔軟性が上がっています。

日本国内でもNGNのシステムは,企業のシステムの親和性に配慮してほしいところです。携帯電話のように“機能は高いけれども独自仕様”みたいになると使いづらいものになってしまいます。

ということで、『エンタープライズ向け』の期待値は、膨らんでいるようですね。よきかなよきかな。




ついしん
『コンシューマ向け』の件については、問い合わせないであげてください。

2008年02月20日

KDDIのNGN/FMBC戦略を聞く

ついに、KDDIさん登場。「KDDIのNGN/FMBC戦略を聞く」です。合わせて、VoIP Conference 2008の澤田さんの資料も参考にすると、よりわかりやすいと思います。


この時期になった理由は、2.5GHz帯のモバイルWiMAXの免許の絡みのようですね。こちら参照

この記事を一言でまとめれば、

モバイルWiMAX事業の説明

(というほどの説明にはなってませんが。)というところのようです。




ということは、SBさんもそろそろ出てくるのかな?

2008年01月07日

NGNが通信の大変革を呼ぶ

NGNが通信の大変革を呼ぶ,「固定と携帯の融合」も本格化」という、日経の各編集長が予測するという「大胆予測 2008年はこうなる!」の日経コミュニケーション編集長の 釣り エントリーです。

個人ユーザーは、ネットワーク経由でのテレビの視聴が可能になるそうです!!!
※「第3回 市場が見えねばメーカーは動かず 」という記事は、見なかったことにしてください。

個人ユーザーは,テレビ電話やパソコンなどをつないだデータ通信に加えて,通信インフラ経由のテレビ視聴が可能になる。ゲーム機などの端末がこのネットワークにつながることで,全く新しいサービスが出現する可能性もある。



フェムトセルは、このような大変革を生み出すそうです!これは、まさに、PHSのリベンジですね!!!

フェムトセルを使うと,ユーザーは携帯電話1台ですべての電話サービスを利用できる。ブロードバンド回線を使って携帯電話網とつなぐと事業者のインフラ構築コストが下がるため,通信料金の低廉化も期待できる。

いわば携帯電話による固定電話の置き換えという大変革を実現できるのだ。




ここ、重要ポイント。NGNは、「フレッツ網の後継」でスタートして、いずれは「通信の大変革をするネットワーク」へ発展していくという予定のようです!すなわち、当初は、光ファイバーしか選択肢がないフレッツでしかないわけです!!!

2008年にサービスが始まるのは,NGNの全体像のうちほんの一部分。提供エリアは限定的で,NTT東西が運営している「フレッツ網」の後継として,固定通信からスタートを切る。

日経コミュニケーション 編集長様、狙い通り、釣られてみました 大胆予測、ありがとうございます!!!

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2007年11月08日

NGN Summit 2007

NGN Summit 2007関連記事です。



「NGNのビジョンをアジアで共有したい」, NTT主席研究員がアピール

とりあえず、貼り付けておきます。

「NGNは社会インフラとしての公共の使命を帯びつつ,通信事業者の新ビジネスの基盤にもなる。(標準化を円滑に進めるためにも)グローバルなコンセンサスが必要で,特に,アジア諸国でNGNのビジョンを共有したい」




【NGN Summit 2007】「NGNのアクセスはFTTHやWiBro,4G携帯だ」,韓国のKTが表明

正しい視点。

「BCNの哲学は,事業者中心ではなく,顧客中心への転換だ」



■アジア諸国のNGN/IMS状況

「2007年中にIMSを導入する」,台湾の中華テレコムが発表

「今,IMS導入のベンダーを選定し,ノキアとシーメンスをパートナーにすることにした。2007年中にもIMSベースのIPネットワークに移行し始めるだろう」




中東でもNGNが熱い? ソナスのワークショップにオマーンの通信会社などが続々と出席

「オマーン・モバイルは2008年の第3四半期にも,NGNへ移行し始めたいと思っている。IMS(IP Multimedia Sub-system )のアーキテクチャを採用する本格的なものだ」




「3年後をメドにNGNへ本格移行」,スリランカ・テレコムが構築状況を明らかに

「スリランカ・テレコムはちょうど今,NGNの構築を始めたところだ」と述べた。3年後をメドに既存の音声網やデータ通信網を,NGNに本格移行していく予定だという。

2007年10月28日

NGNリリース2への展望を聞く

NGNリリース2への展望を聞く」という記事の第一回目です。


標準化における3つの段階として、標準化のモチベーションについて書かれています。
う〜ん、きれいにまとまっていますね。



ただ、実態は、↓のような、押し付け合(ry

例えば、有名な話ですが、第3世代の携帯電話について、中国のアーキテクチャーを提案し、ITU-Rで中国用のアーキテクチャーとして「TD-SCDMA」(※1)方式を認めさせたり、あるいは映像圧縮技術の国際標準であるH.264/AVCに対抗して、AVS(Audio Video Coding Standard)という中国での標準方式を独自に国策として開発



というところはどうでもよくて、NGNリリース2は、IPTV(IP放送)がメインなので、その辺の話が書かれているのかと思ったのですが、次回以降のようですね。
残念。

2007年10月04日

NGN Summit

NGN Summitの関連ニュース。


「IPネットワークは万能ではない」,総務省の寺崎局長が基調講演

よくあるNGNとインターネットの違いである集中制御と分散制御でできることが違うよねというお話です。



「IPを超えるネットワークを日本が開発しよう」,総務省の竹内課長

NwGN(新世代ネットワーク)のお話。NGN(次世代ネットワーク)とは、別物です。よく同じものだと勘違いされるようですが。

総務省は10月2日「新世代ネットワーク推進フォーラム」の設立を目的とした発起人会を開催した。また10月1日には,総務省所管の独立行政法人である情報通信研究機構が,「新世代ネットワーク研究開発戦略本部」を設置している。いずれも,IPネットワークの次の世代を見越した新しい設計思想のネットワーク構築を目指す組織である。2015年以降の実用化を目指す。竹内課長は,「オール・ジャパン体制で,欧米に先駆けてIPを超えるネットワークを開発しよう」と宣言し,講演を締めくくった。

なぜ、「オール・ジャパン体制」とかなんですかね?。。。まぁ、総務省さんなので、いろいろな意味でわからなくもない思想ではあるのですが。。。

ちなみに、この辺の話だと、青山先生のところ(これかな?)は、米国のGENIと協力するようなのですが、別物なんですかね???

NICT(National Institute of Information and Communications Technology、情報通信研究機構)のグループとともにNSFを訪問し、新世代ネットワーク・アーキテクチャについて議論しました。このようなこともあり、今後ともGENIプロジェクトの関係者と日本の新世代ネットワークの研究者がいろいろな情報を共有し、協力し合っていこうという話になりました。




「2010年には5000万加入の半分がNGN利用可能に」,NTTの橋本常務

そのままの意味ではありますが、「利用可能」なのが、2500万なのだそうです。
ということは、「利用者」は、もっと少ないと言うことですね。

いろいろと痛いものを感じるのは、私だけ???




「ウルトラ3Gで固定・携帯・放送の融合を目指す」,KDDIの沖中執行役員

今までの話の焼き直し。ウルトラ3G構想の説明です。




「携帯を含めてネットワークをすべて統合する」,ソフトバンクの牧園執行役員

フェムトセルの話が、具体化してきたため(&モバイルWiMAXの電波がほしいため、アピールも含んでいる?)か、無線を重視しているという姿勢が鮮明になってきたようです。

無線の著しい進歩から「2013年には,無線のユーザー1人当たりのトラフィックが固定ブロードバンド・サービスとほぼ同じになる」と指摘。このため,「今よりもさらに大きな帯域が必要とされ,これに対応するために広帯域のネットワークを作ることが我々の課題だ」と語る。




「NGN普及の鍵はオープン・インタフェースにある」,東大の森川教授

本ブログの主張そのもの。森川教授、愛してます。(w

「抽象化していくと使われているプロトコルや機能など,インターネットとNGNにはほとんど違いがない。最大の違いと言えるのは,NGNがアクセス回線で強固な認証できる回線認証機能を備えている点」と森川教授は分析する。NGNはこのような回線認証機能や加入者の位置情報などの網情報を,インタフェースを介して切り売りし,サード・パーティが新しいサービスを組み立てられるようなアーキテクチャを持つ。「この点こそNGNならではの特徴。多くの人に使ってもらうためにどこまで機能をオープン化するのか。これこそNGNが普及するかどうかの鍵になる」

で、ここですかね?ポイントは。

「もっと夢が広がっていいはず。常識にとらわれず想像力を駆使すれば新しい世界を考えることは十分できる。そのためにはインタフェースをさらにオープン化し,様々な業種のサード・パーティが入れるような仕組みを整えていくことが重要」

インターネットがこれだけ発展したのも、誰でもサービスを開始できたからだと思います。要は、世界中の人々が、競い合ってサービスを提供するという競争原理がよい方向に働いた結果だと。

しかし、現在の(NTT)NGNは、セキュリティー確保のために「集中制御」という面において、このような「誰でも参加可能」というオープン性を完全に捨てさる方向で動いています。

そこで、「集中制御」でありながらも、「誰でも参加可能」に近いオープン性を両立させる(APIや仕組みを策定する)ことが、NGN提供事業者の役割であるというお話かと思います。

2007年10月02日

個人情報と認証

「PCからオンライン取引、ケータイで認証」−ソフトバンクBBの新発想・認証サービス というのが、リリースされたようです。

現時点では、安全性が強調されているようですが、本質は、
(安全性などについては、高木先生のエントリーをあわせて、ご覧ください。)

「サービスごとに別々のアカウントを管理するのには限界がある」と中島氏が話すように、すでに個人で管理しなければならないID・パスワードの数は飽和状態にある。

というところで、m2m-xなどの汎用セッション・プロトコルとしてSIPが狙っているところ、すなわち、セッションとパーミッションの管理に近いものというところだと思います。



この件に関しては、DoCoMoさんも「携帯電話による行動支援システム、NTTドコモが開発 」や「電話番号の入力で、「あの人は今、どこ?」が分かる──ドコモの「イマドコかんたんサーチ」」などを始めていたります。

こちらも、個人情報をベースとしたセッションとパーミッション管理システムをベースとしていると考えられます。

ただ、こちらのポイントは、NGNの一環ではなく「NTTドコモが開発」というところですね。本来なら、NGNと含めて、FMC的なものとするのがよいはずですから。。。なのに、なぜか、NTTドコモさんの開発なのですよね。
(NTTさんのNGNなところは、この辺に興味がないとか、何とかという噂も。。。こういう発表を見ると信憑性も出てくるわけで。。。でも、NTT法のからみで、わざと分離しているのかもしれませんし。。。)




もちろん、KDDIさんも「au one」というものを発表していますし、この方向性をどんどんと推し進めていくこと間違いなさそうです。
さらに、「KDDI、上り最大1.8MbpsのGPS機能つきデータ通信カード「W04K」発売」というのも、発表したようですし、これは、上記のDoCoMoさんのサービスとかぶることが予想されます。




もう一つ、気になるものとしては、Googleさんの動きでしょうか?

Google、無線ネットワークの構築コストは約170億ドル?

こちらは、米国内の話であり、Googleさんの本心も不明と言うところではありますが、これだけのコストをかけて参入する以上、ただの電話網のためとは思えないわけで。。。

まぁ、結局、言いたいのは、こちらの話のことなんですけどね。

2007年09月28日

NTTのNGN戦略を聞く

ついに、NGN戦略を聞くシリーズに本命のNTTさんが、登場しました!こちら


あれ?なぜだろう、前半の「ISDN」のあたりを読んでいると恐ろしくむかついてくるのは。。。


と、黒い話は、置いておいて、読み進めてみると、、、う〜ん、目新しいものは一つもないですね。orz

つづいて、その2です。こちら

NGNとIMSとFMCの関連が書かれています。IMSが出てくると、FMCは出てこなくなることがあるので、ちょっと、頭の片隅に入れておくとよいかもしれません。

自分がハイビジョン映像を見たいときは小さな画面の携帯電話ではなく、自動的に切り替わって大型テレビの画面で見られるようになれば良いというような、シームレス感が必要なのです。そのようなことを認識して、標準化に取り組んだのがIMSであり、その特長を活かしたサービスがFMCなのだと思います。

(中略)

具体的には昨年(2006年)に標準化されたNGNリリース1の「サービス・ストラタム」(サービス制御部)の考え方なのです。

その先の情報は、あまりおもしろくないですね。光の普及率などの数値情報は、プレゼン資料などに使えそうですが。

2007年09月25日

NGNのサービス何なら使う? いくらなら払う?

NGNのサービス何なら使う? いくらなら払う?」という記事です。

個人ユーザの認知度は、地の底を這っております。。。これをよいことに、「NGNというのは、次世代インターネットなので、これからなら、こちらに入っておくべきです。」などといって、NGNの機能が不要なユーザに対しても売りつけようとする悪徳な業者が出てこないことを祈りたいですね。

個人ユーザーの場合,「聞いたことがある」のはわずか18.0%とずっと低かった。


さすがに、企業ユーザをターゲットにしたアンケートでは、肯定的なユーザが半数もいるそうです。
でも、これって「高信頼版のフレッツ」≒「安い広域イーサ」とか、考えていたりするんだろうなぁ。

ほかの質問でもNGNを強く肯定的に捉えるユーザーと,否定的に捉えるユーザーが同程度だった。


それ以降は、タイトルを見る限り、現時点でのNGNのイメージそのままって感じですね。
というか、サービスがほとんど出ていない現時点では、仕方ないところだと思いますが、これってアンケートとかする意味があったのか?と思える内容ですね。

しかしも、この「高信頼」「安全」という内容の個人向けサービスじゃ、追加料金はほとんど取れそうもなさそうですし。

2007年09月20日

販売奨励金廃止の理由

総務省のモバイル研が最終報告書,大筋に変更なし」と、最終報告が出てくるようです。

「端末価格と通信料金を区分した分離プランや利用期間付き契約を2008年度から部分導入する」「SIMロックは2010年時点で解除を法制的に義務付ける方向で検討」といった点に変わりはない。

とのことで、「販売奨励金」と「SIMロック」は、見直しが入るようです。
が、「「1円携帯」は消えるか? 総務省研究会の最終報告」のスレを見ると、「なぜ、こうする必要があるのか?」の理由が、うまく説明されていないようなので、独自に補足してみたいと思います。




■「揺れ動く携帯電話の販売奨励金
という、まとめサイトがあるので、「販売奨励金廃止の理由」という点をベースとして、ここから抜粋してみます。



●問題点

ユーザーから見ると,端末を安く買う代わりに,その代金が分割されて基本料や通話料などの通信料金に上乗せされている格好だ。

この販売モデルでは,短い期間で端末を買い替えるユーザーは販売奨励金の恩恵をより多く受けられる。一方,1台の端末を長く使い続けるユーザーにはあまりメリットがない。それどころか,短期間で買い替えるユーザー向けの販売奨励金を,長期利用ユーザーが負担する“不公平”な仕組みになっている。

「受益者負担となっていない不公平」が、問題となっているというお話です。
さらに、「国際競争力がそがれた」というのも、一つの問題点として、よくあげられています。ただ、これがちょっと誤解されているようです。これの原因は、「販売奨励金」ではなくて、「キャリアさん主導による垂直統合開発モデル」だからです。

海外大手メーカーの端末戦略は,世界市場またはアジアなどの地域市場向けが前提となっている。大手メーカーの人気機種は世界各地で販売され,携帯電話事業者も人気端末の採用に動く。そのためメーカーは,人気機種になれば1機種当たり数百万台単位の大量出荷が見込める。
しかし携帯電話事業者の立場では,こうした大手メーカーの端末を採用しても他事業者との差異化にならない。そのため,携帯電話事業者は自社仕様端末の開発に乗り出す。こうした場合の開発は,海外でも日本における端末開発に近い手法が取られる。メーカーにとっては,端末の開発段階で事業者からの一定量の受注が見込めるため,事業リスクを抑える点ではメリットがある。
だが一方で,携帯電話事業者ごとに仕様が大きく異なるため,メーカーは同じ端末を他事業者向けに転用しづらいというデメリットがある。しかも携帯電話事業者が開発に深く関与しているため,端末の転用を事業者が嫌う。そのため特定事業者向けにせざるを得なくなり,1端末当たり数十万台程度の出荷しか見込めない。

ということで、キャリアさんに依存した機能の端末であり、小ロットゆえに量産効果が出にくく高価であるため、国際競争力を失ったのです。そして、この日本の携帯電話端末メーカーさん的な戦略を支えたのが、「販売奨励金」ということなのです。

ただ、「キャリアさん主導による垂直統合開発モデル」にも利点があります。おサイフケータイなどの端末&ネットワークに依存するようなサービスは、このモデルじゃないと相当実現が厳しいわけです。
でも、AppleさんのiPhoneのように、「端末メーカーが儲けの主体」という端末は、市場から排除されてしまうという欠点を持ちます。




●キャリアさんの本音

携帯電話事業者にとってかつては将来の利益が期待できる投資だった販売奨励金が,市場の成熟とともに今や単なるコストになってしまったからだ。販売奨励金のもともとの狙いは,端末を入手しやすくして加入者を増やす「顧客獲得」というものだった。だが最近は,新規加入者数の伸びが鈍化してきたことで,ユーザーの解約を防ぐ「顧客維持」という面が強くなり始めている。

ということで、市場が成熟し、新規顧客を獲得できなくなったため、「販売奨励金」が足かせになっているという理屈です。

でも、これは、本音の一部だと思います。この本音を考える上で忘れてはいけないのは、

キャリアさんは、「垂直統合開発モデル」を死守したいと考えている。すなわち、すべてのコントロール権を握っていたいと考えている。

という点であり、ただの無線帯域を提供するだけの土管屋となってしまうことをおそれているのです。要するに、「ネットワークただ乗り論」における、インフラ提供側になりたくないということです。




●まとめ
そして、これが、前回のエントリーのとリンクしているのです。

キャリアさんが、一社でユーザさんが望むサービスを提供し続けることは、無理があるわけです。

すなわち、「販売奨励金廃止の理由」は、今後、ケータイが、電話以外に使われ出したときの発展のための布石の一つとして考えるとよいのではないでしょうか?イメージ的には、電気が自由化されて、家電開発のコントロールが電力会社から家電メーカーさんに移ったときの垂直統合型から水平分業型への移行とほぼ同じだと思います。

※ちなみに、ここで言う「ケータイ」とは、無線で通信する端末の総称としてとらえています。例えば、携帯電話は、「電話機能を持った」そのうちの一つに過ぎません。
具体的なイメージで言えば、PSPやNDSに、キャリアさんのSIMを刺したら、どこでも携帯電話網を介したネットワーク対戦ができるようになるとかいうものです。(毎回、同じ利用イメージですみません。)

ということで、よく言われている理由の「価格が安くなる」や「国際競争力云々」などは、副次的な効果であると考えていた方がよいです。
とくに、国際競争力に関しては、「日本メーカーさんのケータイが世界的に売れるようになる」わけではなく、AppleさんのiPhoneや噂のGoogleさんのgPhoneなどのサービス事業者が出してくる「サービス連携したケータイ」を、HTCさんのように、OEMとして、ケータイを提供するという形により、生き残るという水平分業型のシナリオが正しい姿だと思います。

そして、この「サービス連携したケータイ」こそが、ユーザさんにとっての真のメリットとなると私は、信じています。




●おまけ
「SIMロック問題」を考慮しなかった理由は、結局、「垂直統合開発モデルのためのキャリアロック」に行き着き、基本的な流れは、同じなので、割愛したというわけです。

2007年09月19日

生まれ変わるNTTの進むべき道

大前研一さんが「生まれ変わるNTTの進むべき道」というエントリーを書かれております。

なんか、今まで、本blogで主張してきたことの総集編的な感じになっているという、私的にすばらしいエントリーであると思い、記念に大前研一さんのエントリーをベースとして本blogのまとめエントリーです。


●主役は無線

これから重要になってくるインフラは、実は光ファイバーなどのインフラではなく無線であるとわたしは考えているからだ。

やはり、これからの主役は無線だとおもいます!!!
だからこそ、Googleさんも、電波帯域を手に入れようといろいろと活動を行っていると思うのです。さらに、AppleさんのiPhoneも、その典型といえるでしょう。



●音声に未来無し

NTTは「電話会社」から脱皮するべき。

NTTがこれから注力するべきなのは、アプリケーションとコンテンツだ。これで稼いでいけばいい。

上記の無線化、すなわち、固定電話の携帯電話化を考えた場合、こちらのエントリーにありますように、携帯電話で「電話」をしている人は、あまりいないわけで、「電話」で稼ぐことは難しいでしょう。
この辺の話は、こちらのエントリーのSkypeオフィスツアーでも、同じような結論となりました。



●課金は課金で

NTTには料金請求システムがある。誰もが知っているように、何月何日にどれだけ通話をしたという情報から料金を請求しているのだ。この当たり前のことは、eコマース、電子商取引の明細書としてもそのまま応用できる。

では、どこで稼ぐかと言えば、やはり、課金システムでしょう。
そして、この動きは、すでに出てきています。こちらのエントリーにありますように、あのアマゾンさんが、参入を表明しております。そして、こちらのエントリーにも、MSさんの表明があります。
しかし、ただの課金システムであれば、すでにクレジットカードを利用したシステムがあるわけで、競争力がありません。そこで、やはり、キモは、「少額課金」にあると思います。このあたりは、NTTさんのシステムでは、ユニバーサル課金(数十円)のような少額決済も可能なわけですし、可能性があると考えています。



●MVNOをより、自由に

ネットワークを解放してしまえば、「NTTさん、お願いします」と使用を希望するお客さんのほうが寄ってくる。携帯関係でもMVNO業者などがNTTの基幹ネットワークを使って面白い応用を次々に展開してくれるはずだ。

そして、課金システムを生かすためには、サービス提供者の総数が重要であり、そこのキモが、こちらのMVNOのような土管部分とケータイ端末部分(最初に書いたように、無線が主役なので端末が重要です。)の完全なオープン化だと思います。
例えば、私は、こちらのエントリーにあるように、リアルタイムコミュニケーションという世界が来てもよいと考えています。そのときに、持ち運べる端末(ケータイ端末)が、キャリアさんによりロックされていたら、やりたいサービスがやれない可能性が高いです。そのため、オープン化が重要だと考えています。



●まとめ
で、これをまとめると、有線土管部分におけるNGNっていうのは、すでに、ベストエフォートではありますが代替手段としてインターネット網もありますし、サービス提供側から見れば、あまり、重要ではないと思います。
しかし、無線土管部分とケータイ端末部分は、現時点でも、クローズドな部分であり、代替手段もないため、なんとしてでも開放していただきたい部分ではないでしょうか?

ですので、本タイトルは、「生まれ変わるNTTの進むべき道」ではなく、「生まれ変わるNTTの進ませるべき道」というタイトルが本来あるべき姿だと思います。




●最後に
一応、一箇所だけ、つっこみを。

世界標準のGSMを使わなかった。それで、携帯電話の世界では日本は孤島になってしまったのだ。

これは、垂直統合によって、キャリアさん指導で端末(&サービス)を開発したからという理由の方が、でかいと思います。

2007年08月28日

NTTさんのNGNが政府案件に

IP電話番号で企業情報、総務省が照会システム開発へ」という記事を発見しました。

これをみると、、、

中小企業を支援するため、光ファイバー回線による次世代ネットワーク(NGN)を利用し、パソコンなどから企業のIP(インターネット・プロトコル)電話の番号を入力するだけで、金融機関が、企業の取引状況や信用情報などを照会できるシステムを開発する方針を固めた。

う〜ん、何で、このシステムにNGNが必要なんだろう???別に、NGNである必要性は全く感じないわけですが。。。

さらに、こちらのニュースでも取り上げた「IP同時再送信の審査基準案が公開,NTT東西にNGNの提供計画の早期公開を迫る」に関しても、NGNが必須というような感じでした。

立て続けに2件も、「政府によるNGN必須案件」が登場したということになりますね。



もしかして、NGNを・・・・・・一気にに普及させるために、政治レイヤーから大上段に普及させる手段(たとえば、NHKの受信料のような感じ)も模索しているのですかね???
これは、もしかすると、・・・・・・某プロジェクトの真価が問われるかも知れない。。。

2007年08月24日

BTのNGN戦略を聞く

BTのNGN戦略を聞く」という記事です。

BTは、世界で一番最初にPure NGN(今、命名しました。)の商用サービスを開始したキャリアさんです。

おおざっぱには、下記な感じのネットワークになっているとか。もう少し詳しいネットワーク構成は、「NGN+S Review」というムック本に出ていたはずですので、もっと知りたい方は、この本を探してみてください。

電話交換機に代わって、いわゆるマルチサービス・アクセス・ノード(MSAN:Multi-Service Access Node)という通信装置が導入されています。MSANとは、既存の電話回線やADSL(銅線)や光ファイバ、CATVなどのほか、無線(ワイヤレス)のWiMAXなどの、多彩なアクセス回線を収容できるようにする、ユーザーと通信事業者の窓口に設置されるアクセス用の通信装置です。

2007年08月13日

課金を埋めるもの

アマゾンが、課金サービスへ参入という記事が出ております。
PayPalにライバル--アマゾン、新支払いサービスを発表


同社アカウントの信用証明と支払い情報を使用して品物やサービスを購入できる、独自の払いサービスを発表した。

MSさんも、参入すると発表しておりました(こちらのエントリー参照)が、アマゾンさんが先に参入してきました。

で、実は、密かにこのニュースのカテゴリーは「NGN(IMS)」としてあります。。。


さきほどのエントリーを参照してもらえれば、よいのではないかと思いますが、わたしはこのあたりがNGN(IMS)のキラーアプリ(サービス)となると考えていますので、世界規模で且つ、あれだけのユーザベースを持つアマゾンさんが、参入すると言うことは非常に大きな意味があるのではないかと思います。


さらに、稚内北星学園大学の今年度のサマースクールにて、ApacheのHadoopというものが、紹介されたようです。これは、ドメインの通り、検索エンジンであるLuceneのサブプロジェクトなのですが、
Google File Systemなどに代表される裏方を支えるアプリを開発するプロジェク
トとのことです。
すなわち、Googleのシステムを作るためのプロジェクトと言うことですね。

そして、この適用事例として、AmazonのEC2という、リソースを完全従量課金制
で貸し出すサービスの基盤として使われているようです。こちら参照


この2つのサービスを組み合わせて、雷電SIP IXをベースにすれば、某社がやろうとしているNGNの機能は、ほぼ実現できてしまう気がするのは気のせいでしょうか?(ユーザ-サーバ間のQoSは無理そうですが、それ以外は、全て提供可能かも。)
あと、個人的には、ケータイできる無線デバイスが欲しいところですが。。。これは、また、のちほど。


独り言:う〜ん、これで最後のピースが埋まったかも知れない。。。

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2007年08月08日

端末と通信料を分離、SIMロックも解除へ

端末と通信料を分離、SIMロックも解除へ」という記事です。総務省発表はこちら


携帯各社は、報告書案に懐疑的な意見も提出したが、実際は「意向に沿った料金を考えている」(小野寺正KDDI社長)としており、事実上、“容認”している。

報告書案は、利用者が携帯事業者を変えても同じ端末をそのまま使えるよう、10年度をメドにSIMロックも解除する方向を示し、携帯各社は賛同した。

おおお!?!?!?「販売奨励金」と「SIMロック」が、廃止の方向ですか!
これは、いろいろな意味ですごい革命的なことなのですが、ほんとうに???
(これは、セットじゃないと意味がないものですので、ポーズとしてどちらかだけやって、終了するのかと思ったのですが。。。)


ということで、「W-SIM」のようなアンテナ付きデバイスで、かつ、SIMカード取り替え可能なデバイスを作ってください!そこに、答えがあるはずです。




と、煽っておいて、オチですが、各社の意見書を見ると「まぁ、そういう方向も考えられなくもない」とか「ある条件が付けば」とかいうような玉虫色的な感じですね。
う〜ん、でも、火のないところにということもありますし。。。とらさんのアレと関係があるのでしょうか。。。

2007年08月06日

富士通のNGN製品戦略を聞く

富士通のNGN製品戦略を聞く」という記事です。

前回のNECさんに続いての登場です。
富士通さんの製品は、なかなか話を聞かないので、これは比較的貴重な話かもしれません。


大きく「使うビジネス」と「作るビジネス」というものが、キーワードとなっているとのことです。

「使うビジネス」としては、まず各業種向けのソリューション・SI(システム・インテグレーション)があります。これを通して、企業の新しいビジネス戦略の立案をはじめ、企業の生産性を向上させることに至るまで多くの場面で、NGNを活用するメリットを発揮できるようになります。

「作るビジネス」としては、通信インフラを構築するための各種ネットワーク製品群があります。例えば、情報(パケット)を転送する中核的な役割を果たす「コア・トランスポート系」である光伝送装置に加えて、NGNプラットフォーム・システム、2009年に実用化予定の高速無線通信「スーパー3G(Super3G)」に対応する携帯電話基地局装置やWiMAXなどの無線アクセス系、ADSLやCATV、光アクセス(FTTH)などの有線アクセス系があります。

すなわち、「使うビジネス」とは、SI案件としてどのようにNGNを使っていくかで、「作るビジネス」とは、アクセス網周りのインフラの部分と言うことのようです。
NGN/IMS向けのサーバを売ると言うところではないようです。(このあたりは、NECさんの得意分野。)

なるほど、富士通さんは、SIerとしての実績が国内最大級であり、この部隊とのシナジーを狙っての「使うビジネス」という話であり、世界的なルータベンダーであるCiscoさんとの提携を実現している部分から「作るビジネス」という話が来ているのだと思います。
まさに、自分の強みを生かした戦略ということなのですね。

2007年08月02日

統合されていく通信

フェムトセルで変わるケータイとブロードバンドの関わり」という記事が出ております。

「ソフトバンクの考えるフェムトセルが抱える課題」という中見出しの章に、現在のフェムトセルが抱える問題点が、非常によくまとめられているので、必読です。

あっ、ルータ機能とか持たないんですね。現在のフェムトセルって。。。しかし、UPnPはつらそうですね。現実感ない気がします。

フェムトセルはUPnPのしくみを利用し、ルーターなどのゲートウェイを経由して、携帯電話網の設備と接続するという。




という、問題点はいずれ解決すると考えまして、最終的にどうなりそうなのかというと、

一般ユーザー向け通信サービスの軸をケータイに集約しようとしているのではないかという見方もできる。

と、結論しています。
わたしも、まさに、その通りではないかと考えています。

例えば、これはソフトバンクさんに限らず、先日のauOne。構想も、ほとんど同じ視点のものだと思います。(というか、それをNGNやIMSやFMC(FMBC)というわけですが。)


そして、「モバイル: 携帯電話で1日あたりの通話回数「ほとんどない」が44%との調査結果」の

携帯電話での1回あたりの平均通話時間はどのくらいですか?(単数回答、N=9,584)
【全体】5分未満 48.9%

パケット定額サービスに入っていますか?(単数回答 N=9,584)
入っている 96.7%

という話もあり、これを見据えているのかと思います。
こうなると定額で大量のパケットを捌かねばならない環境となるわけで、無線環境をいまのままで、使い続ければ破綻することが目に見えているからです。そのため、有線(ADSLや光回線)を有効活用しようというわけですね。
もちろん、インフラが定額化してしまって、利益を増やすことが難しくなるため、その上のISP部分も取り込んでそこで利益を上げようというのが、最終的な目的と言うところなのですが。。。それをi-modeモデルやIMSと呼ぶわけで。

ただ、これは、相当な政治問題を抱えることになると思います。例えば、上記に名前の上がらなかったキャリアさんなどは、NGNという名目でやろうとしているわけですが、調整に難航しているようですから。

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2007年07月26日

ITU標準化局長:M.ジョンソン氏が語る

IMSはITU-TのFGで審議を!〜ITU標準化局長:M.ジョンソン氏が語る」という記事です。


おお、世界各国の標準化団体の表が出ています。便利ですね、これは。


●ITU-T改革方向とその要点

1.「標準化の溝」を埋めるため、開発途上国との関係を重視して、ITU-Dとの協力関係を強化する。

2.ITU-Tの組織運営上のコストを押さえる必要があるが、その実現のために本来の標準化活動を抑えるのではなく徹底した効率化を目指す。

3.ITU勧告を無料で見れるようにした(2007年の3月から9月までを試行期間に設定)が、その効果は顕著であり、すでに百万件のアクセスがあった。

4.191ヵ国に共通に適用される標準(勧告)はITUしか作れないこと、さらにそれが実際に役に立つことを、もっとプロモーションしていきたい。

なるほど。「3」があったんで、最近、いろいろな資料にアクセスできるようになったんですね。
これだけは、今後も続けていただきたい。
「4」は、売り込みより、資料の見やすさを考えてもらいたい。どの資料が、どの資料を参照しているのかが、わかりにくすぎるので。